赤外線カメラを使用しての漏水画像
こちらは外壁打診調査(タイルの浮き等)をさせて頂いた大阪の現場ですが、
雨水が外壁仕上げより侵入していると思われる画像となります。
浮きと思われる箇所を探していると漏水と思われる箇所を見つけてしまいました、、、
(因みに雨が降ったのは4日以上前の日です)
ALCやアスロックにタイルを貼っている場合はこういった雨水が侵入して
パネルの目地の部分の温度が低くなっているケースが多々あります。
パネル(ALCやアスロック等)にタイルを現場で張る場合は寒冷地域は制限を設けたり、
建物の高さ制限、張付けできるタイルの種類の適用制限があります。
またタイル張付け材も「モルタル」、「弾性接着剤」がありますが
弾性接着剤の方がモルタルに比べタイル剥落のリスクは低くなると言われています。
その要因として外壁タイルが、パネルの揺れ、動きに対して追従できているかがひとつ要点となります。
またパネルの目地に対してタイルがまたがらないようにしないと、
タイルに亀裂がはいってしまいこのケースは良く現場で見る事があります。
各メーカーさんによって多少の仕様は異なると思いますが、
仕様書通りにきちんと施工しないと年数が経つにつれ
外壁仕上げ面に浮きやひび割れ、シーリングの劣化といった損傷が発生し
下地材、躯体に雨水が侵入し漏水へと劣化が進行していきます。
上記の画像を可視画像でみると何ら変わりない普通の外観の画像になりますが、
赤外線画像はこのような建物の内部の変化をみる事ができます。