ロープアクセス工法による外壁調査
- ロープアクセス工法による外壁調査?
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外壁調査は、建物の外壁の状態を正確に把握するために行われる重要な診断作業です。
特にタイル面は、経年劣化や環境の影響を受けやすく、定期的なチェックが必要です。
当社では、 ロープアクセス工法(無足場工法)を使用し、 足場設置不要で高所の外壁打診調査・目視調査を行います。
この方法により、 迅速かつコストを抑えた調査が可能となり、建物の劣化状況を的確に把握できます。 - ロープアクセス工法とは?
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ロープアクセス工法は、 高所作業を安全に行うための特殊な技術です。
従来の足場工法と異なり、作業員がロープ及びハーネスを使用して高所にアクセスし、必要な作業を行います。
また必ずメインロープ・サブロープを使用する事で、
安全性が高く、作業スピードも速いため、時間とコストの削減が可能です。
特に、タイル面・モルタル面の外壁に対する調査や補修工事では、非常に効果的な手法です。

- 外壁打診調査の重要性
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外壁に使用されているタイル面は、年数が経過するごとに浮きや剥離、ひび割れなどの経年劣化が発生します。
これらの劣化を放置すると、タイルの落下や雨水の侵入を引き起こす危険性が高まります。
外壁調査では、これらの問題を早期に発見し、必要な補修を提案することができます。
外壁調査(ロープ打診調査)の料金
外壁㎡単価240円~500円
上記の㎡単価は外壁面積が1000㎡以上の場合です。
現場調査+報告書内容
- 調査概要
- 損傷立面図
- 代表的な損傷写真
- 調査状況写真
- 損傷数量表
※全国(北海道から沖縄まで)出張調査致します。

外壁調査に関するお見積もり・
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外壁調査(ロープ打診調査)
外壁調査(ロープアクセス工法)
外壁打診調査とは、建物の外壁に隠れた劣化や破損箇所を発見するために行われる調査方法の一つで特徴は以下です。
- 様々な形状の建物にも対応が可能
- 仮設足場や高所作業車より低料金での調査が可能
- 足場の設置及び解体の必要がないので工期が短い
- 小さな調査面積から大きな調査面積まで対応が可能
- 仮設足場を設置しない為、遮光等の影響がなくテナント様、
住居者様のストレスが少ない - 仮設足場から進入されて発生する、空き巣被害の心配がない
- 外壁調査(ロープアクセス工法)は、コストを抑えた外壁補修工事も可能

外壁補修目的や調査の正確性に最も重点をおかれている場合、弊社ではロープアクセス工法による外壁調査を推奨させて頂いております。
検査員が建物屋上から吊るしたロープにて降下しながら打診棒を用いて外壁(タイル、モルタル)の浮きを調査していくと同時に目視にてひび割れや、シーリングの劣化を調査していきます。
※ロープアクセス工法による外壁調査は、建物の屋上に丸環やロープを安全に固定できるコンクリートの架台や鉄骨が設置されている事が条件となります。
ロープアクセス工法では足場やゴンドラといった大規模な仮設資材を設置する事なく、外壁タイル等の調査から工事まで行なう事が可能です。
また、建物がセットバックになっている等、デザイン性があり足場やゴンドラが設置し難い建物にもロープアクセス工法による外壁調査は適しております。

外壁調査(ロープ打診調査)のメリット
01
工期を短縮 Short construction period
ロープ打診の場合、足場やゴンドラを設置することなく調査、補修が可能ですので工期の短縮が可能です。雨の日以外は調査可能なので日程調整の手間が省けます。
02
コスト削減 Cost reducation
仮設足場やゴンドラの調査に比べ大きな資材の運搬の必要がなく、また工期を短縮できその結果大きなコスト削減が可能です。
03
正確 Accurate
ロープ打診の場合、打診棒で直接外壁を叩き、打音を聞き分け浮いているか否かの判断をするため「正確性」に長けている。赤外線調査に比べ補修工事目的に向いています。
ロープアクセス工法による外壁調査は危険な作業だと思われがちですが、きちんと安全対策をすれば、安全に調査をする事が可能です。弊社では下記の安全対策を徹底し、作業にとりかかっております。
安全対策
地上安全対策 第三者被害を防ぐ
- 調査中はその直下に人が通行しない様、ポールと虎棒を立て安全を図ります
- 人通りが多い調査場所には警備員を配置し、ポールと虎棒内に人が侵入しない様、監視また通行人に注意喚起します
- 業務者は全ての道具にカールコードを付け、万一手元から離れても落下しない様にしています
地上防止対策 作業者の落下防止を防ぐ
- ロープは、メインロープとサブロープの2本のロープを使用します
- メインロープとサブロープは別々の場所に結び、固定します
- 常に点検された安全なロープを使用します
- メインロープ、サブロープが建物と接触する位置にはロープの摩擦を防ぐ為、養生(ウエス等)を行います
- 業務前と後には必ずロープの状態を点検し、破棄する必要性の有無を確認しています

建物の環境、調査目的に合わせて最適の調査方法をご提案させて頂きます。
仮設足場、高所作業車による調査も可能ですので、ご不明な点はお問い合わせ下さい。
メリット・デメリット
ロープアクセス工法による
迅速で低コストな施工
- コスト削減
- ロープアクセス工法は、足場設置や高所作業車を使わずに調査ができるため、コスト削減に大きく貢献します。従来の調査方法では、足場を組むために高額な費用がかかる場合がありますが、ロープアクセス工法では作業費用を大幅に抑えることができます。特に、高層ビルや大規模な施設での調査において、経済的なメリットが顕著です。
- 安全性の向上
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ロープアクセス工法では、2点支持方式(ツーロープ・ツーアンカー)といった安全管理体制のもと徹底させて頂いております。高所作業車や足場を使った場合には、作業員の落下や事故のリスクが高まりますが、ロープアクセス工法では物理的なリスクが低く、安全に作業を進めることができます。
特に狭い場所や立ち入りが難しい場所にもアクセスできる事が多い為、調査の融通が利きやすいです。 - 迅速な作業
- ロープアクセス工法による外壁打診調査は、短期間での実施が可能です。足場等の仮設を設置する手間がないため、現場にかかる時間が短縮されます。1日~数日以内に調査を完了できる場合もあり、居住者への負担も少ないという点で非常に便利です。また、作業が迅速に進むため、全体的な調査期間が短く、迅速な対応が求められる現場でも有効です。
- 高精度な調査
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ロープアクセス工法を利用した外壁打診調査では、1枚1枚のタイル面を打診することができ、調査精度が非常に高くなります。外壁の劣化部分を正確に特定することができ、調査後の補修計画もより的確に立てることができます。特にタイル面に関しては、打診調査によってタイルの浮き、目視調査によってひび割れなどを確認でき、必要最低限な補修が実現となります。
ロープアクセス工法にもデメリットが存在します。
これらのデメリットを理解した上で、調査方法を選択することが重要です。 - 高所作業の経験が必要
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ロープアクセス工法は、高所での作業を伴うため、専門的な技術と経験を有する作業員が必要です。
特に、高層ビルや不安定な外壁で作業を行う場合は、作業員の高度なスキルと資格が求められます。安全性を確保するためには、適切な訓練を受けた作業員による作業が必須となります。