【施工事例】大阪府での外壁補修|ロープアクセス工法で大規模修繕前のコスト削減に成功 2025年1月
- 補修工事
大阪府にて、大規模修繕工事を控えたマンションにおいて、ロープアクセス工法を用いた外壁補修工事を実施しました。
本記事では、タイル張戻し工法によるコスト削減や、環境への配慮を両立した修繕方法について、実際の写真とともにご紹介します。
マンションの理事長様には、鍵の受け渡しや日程調整、居住者様へのご案内など、多大なご協力をいただきました。
この場を借りて、深く御礼申し上げます。
今回の補修対象は、タイル膨れが発生している箇所でした。タイルの膨れ部分を撤去した後、
タイルの張戻しと注入工法を使って補修作業を進めました。
特に注目すべきは、既存のタイルをリサイクルして再利用する方法を選択した点です。
この方法により、タイルを新たに購入する費用を削減し、環境にも配慮した工法を取り入れることができました。
ロープアクセス工法による補修内容と方法
今回の補修では、以下の2つの手法を組み合わせました:
▼ タイル張戻し工法(既存タイルの再利用)
タイルの膨れが確認された箇所について、以下の工程で張戻しを実施しました:
-
施工前準備:パイオランテープ貼付け、グラインダーで目地切
-
↓
-
撤去・清掃:タイル撤去後、エアダスターでの清掃
-
↓
-
貼付け:既存タイルを再利用して接着剤塗布→圧着
-
↓
-
目地処理:目地埋め→スポンジ仕上げ→施工完了
この既存タイルのリサイクルによって、材料費を抑えながらも美観と品質を維持し、環境負荷の軽減にもつながりました。
▼ 注入工法(エポキシ樹脂による補強)
タイルの浮き部には、以下の流れで注入補修を行いました:
-
穴あけ・清掃:ドリルによる注入口開口、エアダスターで除塵
- ↓
-
樹脂注入:エポキシ樹脂を専用ガンで注入
- ↓
-
ピン固定・仕上げ:ステンレスピン挿入後、目地埋め・仕上げ
コスト削減と環境への配慮
タイルの張戻し工法が可能となったことにより、材料費を抑え、コスト削減を実現しました。
既存のタイルを再利用することで、新しいタイルを購入する必要がなく、環境負荷を低減できた点も大きなメリットです。
また、この方法は廃棄物削減にも繋がり、リサイクルを通じて持続可能な社会貢献にも寄与しています。
※タイルの張戻はタイル浮き(膨らみ)の状態により選択できるか決まります。
ロープアクセス工法のメリットとは?
項目 | ロープアクセス工法の特長 |
---|---|
コスト面 | 足場が不要なため、仮設コストが大幅削減 |
作業スピード | 高所作業を短時間で実施可能 |
安全面 | 有資格者による安全管理のもと実施 |
景観・影響 | 建物周囲への影響が少なく、住民さまへの負担が少ない |
大規模修繕工事に向けての準備
今後、マンションでは大規模修繕工事を予定しており、できる限りのコスト削減と効率化を目指しています。
今回の補修では、予算を抑えながらも、優先すべき箇所を的確に補修し、次の大規模修繕に向けて準備を進めています。
このように、ロープアクセス工法とコスト削減を意識した工事を行うことで、費用を抑えつつ、必要な補修を確実に行うことができます。
まとめ|外壁補修・大規模修繕はTakaoプランニングへ
今回の施工では、ロープアクセス工法により大規模修繕費用の積立金を抑えつつ、品質の高い補修工事を実現しました。
タイルのリユースによる環境への配慮も評価され、管理組合様からご満足のお声を頂いております。
大規模修繕前に以下のような「早期対応が必要な劣化部位」を先行補修することで、将来の修繕費用を圧縮することが可能です。
-
外壁のタイル浮きや剥離
-
外壁タイルのひび割れ等の劣化
-
シーリングの剥離・破断などの劣化 に対しての打替え工事
Takaoプランニングでは、建物の状態に応じた段階的な修繕計画をご提案し、
費用をなるべくかけずに最適なタイミングでの工事やその為の外壁調査のお手伝い致します。