大阪市|【冬季でも判別可能】大阪市で撮影した赤外線画像から外壁タイルの浮きを確認
- 外壁赤外線調査
外壁タイルの浮き調査において、
「赤外線調査は夏向き」「冬は判別しづらいのではないか」といったご質問をいただくことがあります。
しかし、調査条件を適切に選定することで、冬季であっても赤外線調査による浮きの判別は可能です。
大阪市内で冬季に撮影した赤外線画像の実例をもとに、冬でも確認できた外壁タイルの浮きについてご紹介します。
調査概要
今回の調査は以下の条件で実施しました。
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撮影場所:大阪市内
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調査対象:外壁タイル面
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撮影時期:冬季
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外気温:約7℃
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撮影面:北面(直射日光なし)
一般的に赤外線調査では、日射の有無や外気温の影響が議論されますが、
今回は直射日光の当たらない北面での撮影となっています。
赤外線画像の結果
上記の赤外線画像では、外壁面に明確な温度分布の差が確認できます。
この温度差は、タイルの健全部と、浮いている部分との間で生じる
熱伝導率の違いによるものと考えられます。
浮き箇所・注入跡の判別について
画像を詳細に確認すると、以下の点が読み取れます。
・周囲と異なる温度分布を示す箇所(赤色箇所)
・過去に樹脂注入等の補修が行われたと考えられる跡(丸状の斑点)
・局所的に広がる温度差のパターン
これらの特徴から、
外壁タイルの浮き箇所および過去補修履歴が赤外線画像上でも確認できました。
冬季でも判別できた理由
今回、冬季でも浮き箇所が判別できた要因として、以下が考えられます。
・外壁面と躯体内部の温度差が安定していたこと
・浮きしろが大きい浮きであると想定されること
・適切な時間帯・条件で撮影を行ったこと
赤外線調査は、
単に「夏・冬」で判断するものではなく、建物条件・撮影条件を適切に選定することが重要です。
※但しこの日は日較差がそれほどなく条件はよくなかったです。
赤外線調査+打診調査の重要性
なお、赤外線調査は非常に有効な手法ですが、単独での判断ではなく、打診調査と併用することが重要です。
当社では、
■赤外線調査
■打診調査
■目視調査
を組み合わせることで、より精度の高い外壁劣化診断を行っています。
今回の事例から、
冬季であっても条件次第では赤外線調査による
外壁タイル浮きの判別が可能であることが確認できました。
外壁の状態を正確に把握することは、
将来の修繕計画や修繕積立金の有効活用を考えるうえで非常に重要です。
また必要に応じてロープアクセス工法で部分的に打診調査をして確認する。といった事も可能となります。
外壁の劣化状況や修繕計画にご不安がある場合は、その状況にあったご提案をさせて頂いております。

