2017年7月【大阪府大阪市住吉区】建築基準法第12条による特殊建築物定期報告に於ける外壁タイル調査(外壁赤外線調査)
- 外壁赤外線調査
現地調査日 :平成29年7月
建物住所 :大阪府大阪市住吉区
目的 :建築基準法第12条による特殊建築物定期報告に於ける外壁タイル調査
調査対象面 :東面・西面・南面・西面
調査外壁面積:2300㎡
外壁材 :タイル
大阪のやや南に位置する住吉区にあるJR長居駅より徒歩5分に位置する、築約13年の長居公園通りの交差点に立地しており、鉄筋コンクリート造9階建ての賃貸マンションで外壁は総タイル貼りですが、既に一部のタイルが落下している状況でした。ご依頼主の要請により、全ての外壁タイル面の赤外線調査を行いました。
1階部分の手の届く範囲で打診調査を行い、また全ての面の目視調査を行いました。
googleにて上空から見たこのビルの形状は所々に凹凸があり、その為赤外線カメラ撮影時に焦点を合わさなければならない面が多く、通常の1.5倍程の枚数の赤外線カメラによる赤外線撮影が必要でした。現地撮影スタート時の9時頃の天候はあいにくの曇りでしたが、午前10時30分過ぎより急に天候が回復し、当初の予定通り、東面→南面→北面→西面と順調に赤外線撮影を行う事ができ、午後3時には現地調査を終了しました。
やや高層の建物でしたので、上層階の外壁の赤外線撮影時には望遠レンズを使用しました。また北面等の太陽光の直射光が照射しない面は、赤外線画像の解析が殆ど出来ないのですが、この日はお昼の最高気温が気象庁の発表で33℃を超える猛暑日であった為、北面の撮影した画像はタイルの目地がくっきりと写っている画像でしたので、赤外線画像の解析も北面以外の面と同様に画像解析が行えました。
調査の結果、壁面のタイルの浮き状況は、浮きもしくは浮きと思われる箇所は10ヶ所程度で比較的良好な状況で、緊急に補修を要するようなタイルは見られませんでした。