ドローンを使った外壁調査の価格はいくら?価格を左右する5つの要素
近年、マンションやビルなどの外壁調査の方法としてドローンが注目されています。
マンションやビルなどの特定建築物は、法律によって10年ごとに外壁全面調査を行わなければなりません。従来の外壁調査は、足場を組んで作業員が直接調査を行うため、時間や費用がかかり、高所作業による事故のリスクも伴います。
一方、ドローンを活用した外壁調査は、従来の方法ではアクセスが難しい箇所も容易に調査でき、作業時間やコストを削減できます。
中には、「ドローンの外壁調査にはどれくらいの費用がかかる?」「業者はどうやって選んだらいい?」などの疑問を持つ方も多いでしょう。
この記事では、ドローンを使った外壁調査の相場や価格を左右する要素を紹介します。
ドローンを使った外壁調査とは?
外壁調査の新しい方法として、ドローンが注目されています。
ここでは、ドローンを使った外壁調査の特徴を解説します。
ドローン調査の特徴
ドローンを使った外壁調査とは、ドローンを用いて建物の外壁の状態や安全性を調査する方法です。ドローンには、高解像度の可視光カメラや赤外線カメラが搭載されており、ドローンを飛行させて詳細な映像やデータの収集を行います。
従来の外壁調査では、足場やゴンドラを設置し、専用の道具で外壁を叩く打音調査や、地上からの赤外線調査が主流でした。
国土交通省が外壁調査にドローンを使うことを認可したことにより、最近はドローンを使った外壁調査を行うケースが増えています。足場やゴンドラの設置が不要であるため、機材費や人件費を抑えられ、調査にかかる時間も短縮できます。
さらに、ドローンは外壁との距離を一定に保ちながら撮影できるため、誤差が少なく、高精度なデータを取得しやすい点もメリットです。
ドローンを使った外壁調査の価格相場
ドローンを使った外壁調査の価格相場は、1㎡あたり150円〜600円です。
ここでは、外壁調査の費用の内訳を紹介します。
費用の内訳
ドローンを活用した外壁調査の費用内訳は、以下の通りです。
- 建物の調査費
- ドローン飛行計画の作成費
- チラシの配布費
- 国土交通省への飛行許可の申請費
- ドローン操縦士の人件費
- 安全管理費
- ドローン撮影費
- 報告書作成費
- 旅費交通費
打音調査は面積に応じて人件費が高くなる傾向がありますが、ドローンによる外壁調査は、面積が広いほど単価が下がる特徴があります。これはドローンの外壁調査はカメラを用いて行うため、面積が増えても撮影時間が増えるだけで、同じ人数や日数で調査ができるためです。
そのため、ドローンの外壁調査は学校や病院、タワーマンションなど大規模な建物にも向いています。
ドローンによる外壁調査の価格を左右する要素
ドローンによる外壁調査にかかる費用はさまざまな要素によって変動します。
ここでは、外壁調査の価格を左右する要素を解説します。
建物の大きさ・高さ
ドローンによる外壁調査にかかる費用は、建物が高ければ高いほど、大きければ大きいほど高くなります。
その理由は、建物が大きいほど調査範囲が広くなり、撮影枚数や解析作業が増えるためです。取得する画像データが膨大になると、赤外線解析や劣化箇所の特定にも時間がかかります。
また、建物が高くなると飛行速度や安全性を確保するために、ドローンの操縦には高い技術が必要です。操縦者のスキルや追加機材が必要となることで、費用が高くなるケースもあります。
外壁の面積
外壁の面積が大きいほどドローンの外壁調査の単価は下がる一方、総費用は面積が大きいほど高くなります。
ドローンの外壁調査において、機材費や準備費用などの固定費は面積が大きくなってもほとんど変わりません。面積が広くなるほど固定費が分散されるため、面積が広くなるほど単価が下がる仕組みです。
ただし、撮影コストやデータ解析コストなどは面積に応じて高くなる変動費であり、外壁面積が大きくなるほど費用も高くなります。外壁調査の費用を比較する際は、建物の面積に応じた単価で判断することが重要です。
ドローンの種類
ドローンを用いた外壁調査にかかる費用は、ドローンの種類によっても大きく変わります。
一般的には性能が良いドローンほど価格も高くなるため、その分だけ外壁調査にかかる費用も高くなります。さらに高性能なドローンは操縦に専門技術が必要となるため、人件費が上昇することで、外壁調査が高くなる場合もあるでしょう。
ドローンの性能によって外壁調査にかかる費用は異なりますが、価格が安くてもドローンの性能が低いと精度の高い調査結果を得ることはできません。画像解像度や安定性が不足することで、正確な診断ができない可能性もあります。
そのため、外壁調査の費用を比較する際には、単に金額の安さだけでなく、どのようなドローンが用いられているかも確認しておきましょう。
調査方法
ドローンによる外壁調査には、赤外線調査とクラック等の劣化調査があり、調査内容によって費用が変わります。
10年に1回の点検が義務付けられている外壁全面調査に用いられる赤外線調査は、特殊なカメラと複数回の撮影が必要となるためクラック調査に比べると費用は高めです。赤外線調査では、タイルの浮きや劣化箇所の温度差を検出し、目視では発見できない浮きを見つけます。
一方、クラック調査は外壁のクラックや欠損等を目視で確認し、可視光カメラでの調査ができるため、赤外線調査に比べると価格は安い傾向にあります。
なお、両方の調査を実施する場合は、撮影枚数や解析時間が多くかかるため、外壁調査にかかる費用は高くなります。
立地条件・アクセスの難易度
立地条件やアクセスの難易度も、ドローンによる外壁調査にかかる費用に影響する要素です。
例えば、飛行許可が必要な場所や電波障害が起こりやすい場所では、外壁調査に特別な許可や装備が必要になる場合があります。建物の形状や構造、立地条件によっては、ドローンの飛行が難しい場合があり、対策に別途コストがかかるケースもあります。
他にも、人通りが多い場所で外壁調査を行う際には、道路使用許可が必要となり、安全を確保するために警備員の配置が必要です。
人通りが少なく、ドローンの飛行に問題がない立地で、なおかつアクセスしやすい建物であれば、その分だけ費用も抑えられます。
従来の調査とドローン調査の価格比較
ドローンを用いた外壁調査は、他の調査に比べると価格が安いという特徴があります。
以下は外壁調査の方法と相場です。
- ドローン:250円~600円/㎡
- 高所作業車:500円~900円/㎡
- ロープアクセス工法:300円~500円/㎡
- ゴンドラ:1,500円~2,200円/㎡
- 足場設置:1,800円~2,500円/㎡
このように外壁調査にかかる費用は、使用する機材や規模が大きいほど価格も高くなります。特にゴンドラや足場を設置する外壁調査は、機材の準備や設置に時間がかかるため、人件費も高くなります。
ただし、これらの方法は調査員が外壁に直接触れることができるため、精度の高い調査を行うことが可能です。ドローンは物理的な調査を行うことはできないため、建物の状態によっては、従来の方法が適しているケースもあります。
ドローンによる外壁調査の業者選びのポイント
ドローンによる外壁調査には専門知識や高い技術を要するため、業者選びも重要になります。
ここでは、ドローンによる外壁調査の業者選びのポイントを解説します。
ドローンの種類
ドローンによる外壁調査において、どのようなドローンを使っているかも業者選びのポイントです。ドローンの種類によって性能や速度が異なるため、調査の精度や調査にかかる時間も大きく変わってきます。
特に高層建築物や複雑な形状を持つ建物においては、安定性や搭載機器性能が優れたドローンが必要です。赤外線カメラや高解像度カメラなど、外壁調査の目的に応じた機材を搭載しているかどうかも確認しましょう。
また、高性能なドローンでも、正確に操縦できる技術がなければ、高精度な外壁調査は実現できません。そのため、高性能なドローンを操縦できるドローンパイロットによる調査ができるかどうかも重視しましょう。
経験と実績
ドローンによる外壁調査を検討している場合は、経験や実績がある業者を選ぶことも大切です。
ドローンの操作には専門的な知識や技術が必要であり、調査員に経験や実績がなければ正確な調査結果を得ることはできません。
また、ドローンによる外壁調査は近年になって普及した方法であるため、実績が十分にない場合もあります。他の方法の外壁調査の実績があっても、ドローンによる外壁調査の実績があるとは限らない点にも注意しましょう。
業者の経験や実績は、公式サイトやSNSで類似建物の施工事例を確認するとよいでしょう。
対応の柔軟性
ドローンによる外壁調査を依頼するにあたって、業者を選ぶ際には対応に柔軟性があるかどうかもポイントの一つです。
事前見積りでは、トラブルも考慮した詳細な見積りを提示してもらえると、追加費用を避けることができます。
また、外壁調査はドローンだけですべて把握できない場合もあるため、このような場合に打音調査が行えるかどうかも確認しておきましょう。
コストパフォーマンス
ドローンの外壁調査を依頼する場合、コストパフォーマンスがいいかどうかも業者を選ぶポイントの一つです。
コストパフォーマンスを比較する際には、業者の事前見積りサービスを利用し、それぞれの費用を比べるとよいでしょう。見積りを受ける際には、調査内容や解析作業、報告書作成費用などが含まれているかを確認します。
業者によっては「一式」という見積りを提示する場合もあり、解析作業やその他の工程にかかる費用が含まれていないケースがあります。そうなると正確な比較が難しくなるため、細かな内訳も確認しておきましょう。
また、金額が相場に比べて安すぎる場合はその理由も尋ね、安心して納得できる条件で依頼することが大切です。
アフターサポート
ドローンの外壁調査を検討する場合、アフターサポートが充実している業者選びも大切です。
外壁調査は調査して終わりではなく、調査が終わった後も報告書作成や、問題がある箇所は修繕に向けた準備を進めていく必要があります。
補修工事を行っている外壁調査業者であれば、調査で問題があった後もそのまま工事をしてもらうことが可能です。この場合、調査から修繕工事まで一貫して対応できるため、複数の業者に依頼する手間を省けるメリットがあります。
なお、業者によってアフターサポートの有無や内容が異なるため、どのようなサポートが受けられるかも確認しておきましょう。
まとめ
ドローンによる外壁調査は、他の方法に比べると価格が安いメリットがあります。
建物の規模や形状、使用するドローンによって価格は変わりますが、一般的な相場は250円〜600円/㎡です。調査面積が広くなるほど単価が下がる傾向にあり、特に学校や病院、タワーマンションなどの大規模な建物ではドローンによる外壁調査が向いています。
一方、建物や周辺環境によっては打音調査や目視による赤外線調査が向いているケースもあるため、さまざまな選択肢が用意されている業者に依頼するのがおすすめです。
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