2018年2月【東京都】建築基準法第12条による特殊建築物定期報告に於ける外壁調査(外壁赤外線調査)
2018.02.28
- 外壁赤外線調査
現地調査日 :平成30年2月
建物住所 :東京都
目的 :建築基準法第12条による特殊建築物定期報告に於ける外壁調査
調査対象面 :東面・西面・南面・北面
調査外壁面積:約1500㎡
外壁材 :タイル
今回の赤外線調査の対象建物は、東京都文京区のほぼ中心に位置し、建物の東面は白山通りに面する10階建、3面が45・2丁の総タイル貼りの事務所テナントビルです。
建物の外壁4面の内、西面の一部は赤外線撮影が出来ない外壁箇所がありましたが、その部分の直下は道路に面していない為、12条の特殊建築物定期報告では調査をしなくても良い外壁面で撮影不可でも問題はありません。
高層部分は遠く離れた(約50m)場所から望遠レンズを用いて赤外線カメラ撮影を行いました。日射のない北面の外階段内のタイルは1階から10階迄打診調査を行いました。築後十数年経過しているビルでしたが、今回の赤外線調査及び打診調査の結果では、外壁タイルの浮きと思われる箇所は10箇所程しか見られず、外壁タイルの付着状況はとても良く、早急に補修を要するような箇所も受けられませんでした。報告書は現地調査の約3週間後に納品させて頂きました。
赤外線調査は調査目的や期待精度に併せて直接打診等との併用等を検討する事が望ましいです。
補修目的の場合は打診調査(打診調査でもコストを抑えることが可能なロープ打診調査)をお勧めしています。