2021年【奈良県】公共施設の外壁調査(外壁赤外線調査)
2021.02.10
- 外壁赤外線調査
建物種類 :公共施設
建物住所 :奈良県磯城郡
目的 :建築基準法第12条による特定建築物定期報告に於ける外壁調査(外壁赤外線調査)
調査対象面 :東西南北面
(タイル面→赤外線、打診、目視調査・コンクリート打ち放しの上アクリル塗面→目視調査)
タイル種類
奈良県にて公共施設の赤外線調査を実施させていただきました。
赤外線調査の結果では浮きと思われる温度分布はありませんでしたが、打診調査では一部タイル浮きが確認できました。
確認できたタイル浮きに関しては、規則性がありました。
また、打診の際の音質、振動などのも考慮すると浮いているのではなく、下地の違いからの異音であると予測されたため、最終的にタイル浮きではないと判断いたしました。
赤外線で温度分布の違いが浮き、打診で音が違うから浮き。というわけでなく様々な要素を加味し判断しないといけません。
目視調査の結果では、タイル面塗面共に0.3㎜以上のひび割れが確認できましたが、その大半が亀裂誘発目地付近に確認できたものでしたので、経年劣化によるものと推測できます。
その他僅かながら爆裂箇所もありましたので、調査終了後に速報として報告させていただきました。
年度末ということもあり、特定建築物定期報告の為の調査依頼が集中してきております。
お急ぎの場合でも可能な限りご対応させていただきますので、ぜひお問い合わせください。