2021年9月【兵庫県】医療施設の外壁調査
2021.09.30
- 外壁赤外線調査
日時 :令和3年9月
建物住所:兵庫県尼崎市
調査対象:タイル面
調査目的:特定建築物定期報告
兵庫県尼崎市にある複合型医療施設の外壁調査を実施いたしました。
赤外線調査の結果では浮きと思われる温度分布が認められる箇所は確認できませんでした。
打診調査の結果では、タイルの浮きが各所で認められましたが、剥落の可能性がある危険箇所はありませんでした。
当該建物はALCにタイルを貼っている為、タイル浮きやひび割れ等は基礎部分のRCの部分とALCとの取り合いに多く見受けられました。
これらの損傷の要因のひとつとして、下地材が異なることから、振動や乾燥による収縮、降雨等による湿潤膨張によってタイル面が異なる下地材に追従できていないことから起こる損傷と考えられます。
補修の際にはこの原因を改善しないと同様の損傷が同じ箇所に起き起こり得ます。
またシーリングにも劣化が進んでいることから、シーリングも含めた外壁関係の修繕計画を立てることを提案させていただきご報告させて頂いております。