2016年5月【京都府】建築基準法第12条による特殊建築物定期報告に於ける外壁調査(外壁タイル赤外線調査)
- 外壁赤外線調査
現地調査日 :平成28年5月 晴れ
建物住所 :京都府京都市下京区
目的 :建築基準法第12条による特殊建築物定期報告に於ける外壁タイル調査(赤外線調査)
調査対象面 :東面・西面・南面・北面
調査外壁面積:約4,200㎡
外壁材 :タイル及び一部モルタルに吹付タイル
京都の中心地、市場河原町より徒歩約10分の所にある老舗のホテルですぐ近くには鴨川が流れています。最初に外壁タイルの赤外線調査のお問い合わせを頂いたのが平成26年6月で、予算取りのために見積りをさせて頂きました。ホテルの外観も京都の街並みにしっくりと溶け込むようなデザインと色使いのタイルが貼られたお洒落なホテルです。
調査日の気温は最高が27.8℃、最低気温は11.5℃、天候は晴れ。 ゴールデンウィークの真只中の調査で周囲の道路は観光の方たちで溢れ、鴨川添いの道は散歩やサンクリングを楽しむ人々が大勢の中、ホテル関係者の方々のご協力もあり、外壁打診調査も赤外線カメラでの外壁タイル撮影も順調に行えました。
東面の撮影は京都市内を南北に流れる鴨川の東側の河原や、堤防から撮影を行いました。 南側の上階の一部にモルタル塗の外壁があり、その部分に於いては比較的大きな浮きと思われる温度分布が確認できました。建物の南側に避難用の鉄骨製の外階段があった為、1階部分の外壁タイルと外階段から2mの打診棒を用いて打診調査を行いました。 赤外線調査の結果では特に緊急を要するような浮きの箇所は見られませんでしたが、ひび割れは経年年数のそれなりに発生していると言う状況でした。ホテル様より補修工事の概算でのお見積りのご依頼があり、対応を致しました。