2016年5月【千葉県柏市】建築基準法第12条による特殊建築物定期報告に於ける外壁タイル調査(赤外線調査・打診調査)
- 外壁赤外線調査
現地調査日 :平成28年5月 晴れ
建物住所 :千葉県柏市
目的 :建築基準法第12条による特殊建築物定期報告に於ける外壁タイル調査(赤外線調査・打診調査)
調査対象面 :東面・西面・南面・北面
調査外壁面積:2,540㎡
外壁材 :タイル
調査の対象建物は千葉県柏市の閑静な住宅地にあり、病床数約250の救急指定病院も兼ねた総合病院である。建物の外壁は全面がタイル張りの鉄筋コンクリート造の5階建。赤外線調査の現地撮影日は5月9日で、当日の天候は晴れ、最高気温が22.3℃、最低気温は15.9℃であった。今回のタイル赤外線調査の目的は、建築基準法第12条による特殊建築物定期報告である。3階部分からはセットバックしていた為1階部分及び4階部分は2mの打診棒を用いて打診調査を行った。病院の敷地が広かった為、撮影は問題なく行えた。
北面は浮きと思われる箇所の特定は通常困難であるが、赤外線撮影時の気温が22℃と比較的高かったこともあり、浮きの箇所の特定が行えた。東北大震災でタイルの被害を受けたが既に補修が行われていることもあって、タイルのひび割れは1階部分を中心に比較的多く確認できたが、タイルの浮きと思われる箇所は数か所と、タイル面積規模からはかなり少ない状況であった。現地調査は1日(午前8時30分~午後3時)で終了し、外壁タイルの赤外線等調査報告書は約1か月後の納品となった。赤外線調査の当日はセットバックしている3階の屋上からの撮影に際して、建物を管理している会社のご担当者様にドアの開錠などをして頂き、大変助かりました。