外壁タイル打診等調査【福岡県北九州市】病院、看護師寮の打診・目視調査2025年5月
2025.06.28
- 実績一覧
調査の目的と方法
福岡県北九州市に位置する病院・看護師寮において、赤外線調査やロープアクセス工法ではなく
地上より外壁タイルの調査業務を実施いたしました。
今回はその調査概要と、実際に確認された劣化状況についてご紹介いたします。
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打診調査(打診棒を用いたタイルの浮き調査)
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目視調査(双眼鏡を用いた建物の外壁仕上げ面の目視調査)
調査は地上から行い、各面において確認可能な範囲を対象としています。
🏥 病棟の外壁状況
📌 タイルの仕上げと劣化の様子
病棟では、主に「45二丁掛けタイル」および「50角タイル」が使用されています。
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タイルの浮き:すべての面で確認され、特に東面・南面・西面の1階付近に集中している箇所があります。
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ひび割れ:外壁全体に広く散在し、比較的多い結果となりました。
🏢 看護師寮の外壁状況
看護師寮は、1~2階にタイル仕上げ、それ以外は吹付面で構成されています。
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タイル浮き:各面で確認されましたが、いずれも1箇所ずつで軽微です。
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ひび割れ:タイル面では少数ながら、吹付面では各所に散見されました。
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その他劣化:苔の発生や、チョーキング(手に粉が付く現象)も確認されており、経年劣化が進行している兆候が見られます。
📝 まとめと今後の提案
今回の外壁調査により、新病棟・寮共に複数の劣化症状が確認されました。
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安全面で早期対応が必要な箇所
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計画的補修が望まれる箇所
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今後の維持管理上、注視すべきポイント