外壁調査の目的と手段
お問合せをいただく中で、「大規模修繕の為の外壁調査をお願いしたい」というお問合せを頂くことがよくあります。
外壁調査の工法は多々ありますが、中でも最近問い合わせが多いのが「ドローンを活用した赤外線調査」です。
近年ではドローンを活用した外壁調査が普及してきていますが、どの工法を選ぶかは「目的」に対して「手段」のメリット、デメリットを見極め選ぶことが大事だと思います。
「赤外線調査」はコストが抑えられるという点が最大のメリットかと思いますが、打診調査と比較すると正確性には欠けます。(浮いているタイル数量を正確に算出するのが困難など)特定建築物定期報告及び全体の劣化状況の大まかな把握が目的であれば赤外線調査を選択するのが良いのではないかと思われます。
(※ドローンを使う場合は、地上からの赤外線調査と比べると金額は上がってしまいます。)
「足場打診」でのネックはやはり足場設置にかかる費用です。しかし、規模の大きい修繕作業時には必要不可欠ですので、コスト面の問題もなく「事前調査」から「修繕」までの間、足場を撤去しないでおけるケースであれば一番よい方法かもしれません。
「ロープ打診」はちょうど中間のような位置づけになりますが、「危険ではないが安全なのかな?」というイメージがパッと出るのではないでしょうか。しかし欧米ではロープアクセス技術は進んでおり、安全性はしっかりと認知されております。また我々もきちんとした知識があればロープアクセスは安全ですと胸を張って言う事ができます。
コストは抑えたいが精度は高く…と求められる調査ではロープ打診の選択がよいと思われます。(部分的な補修も可能)
弊社では、それぞれの目的に合った調査方法をご提案させていただいております。
ぜひお問合せください。