2014年9月【大阪府堺市】シーリング物性試験・タイル引張試験・外壁赤外線調査(外壁補修目的)
2015.10.30
- 外壁赤外線調査
現地調査日 :平成26 年9月 晴れ
建物住所 :大阪府堺市
調査内容 :シーリング物性試験・タイル引張試験・外壁赤外線調査(外壁補修目的)
調査対象面 :東面・西面・南面・北面
調査対象面積:約4,000㎡
外壁材 :タイル
本日の調査は外壁赤外線調査・シーリング物性試験・タイル引張試験を行いました。
シーリングが劣化していると、建物内部に雨水等が漏れる現象が起きてくるのを防ぐ為にシーリングの劣化状況を調べます。
採取したシーリング材をカッターの刃を用い、厚さ 2~3mm のシート状にスライスし、これをダンベル型で打ち抜き、試験体とし機械で引っ張って劣化度を判定します。
タイル引張試験は 鋼製アタッチメント、エポキシ樹脂系接着剤を用いて、磁器タイル面に接着させます。約1時間後、建研式単軸油圧引張り試験機を用いて付着強度を測定します。標準状態で0.4N/mm2以上となっています。
今回の結果全ての試験箇所で0.4N/mm2以上となった為、概ね健全な状態と判断できました。
外壁の赤外線調査の解析結果では、西面に於いて大きな面積でタイルの浮きと思われる温度分布が確認できました。