外壁全面打診等調査は様々な調査方法があります！！
- 外壁赤外線調査
弊社が主に行っている外壁全面打診等調査（主にタイル面・モルタル面）ですが様々な調査方法があり、
ご予算や調査目的の要望、建物の環境によって
調査方法のご提案、ご対応をさせて頂けるように考えております。
下記が一般的に行っております調査方法となりますが
メリットデメリットがございますので下記に纏めさせて頂きました。
（特定建築物定期調査では湿式工法のタイル面・モルタル面が10年毎の外壁調査の対象となります）
主な調査方法
・地上から行う打診調査
・屋上からロープを吊るし降下するロープアクセス工法
・赤外線カメラを使用する赤外線調査
・高所作業車より打診を行う調査
・ゴンドラから行う調査
・仮設足場から行う調査
まず
・地上から行う打診調査
ですが、基本的に地上及び屋外階段等より２mの打診棒を使用し
出来る限りの範囲で打診を行います。
赤外線調査の際には必ず地上などから打診調査も行い、整合性をとれるように致します。
病院や施設によってはバルコニーが共用部になっておりぐるっと外周を周る事ができる事ができるのであれば、
仮設はなしで調査も可能な場合もございます。
タイル下地浮き・タイル浮き
上記よりタイルの打診調査についての動画を貼り付けております。
次に
・ロープアクセス工法によるロープ打診調査です。
ロープアクセス工法
ロープアクセス工法はほとんどの建物で対応が可能と考えております。
隣接している建物がある場合も 極端な話、人1人入る事ができれば調査が可能です。
（入る事ができて尚作業ができるスペースは必要ですね、、、）
またパラペットに荷重をかけると変形したりする恐れが考えられる場合は上記画像の様に
パラペットを避けてロープを設置する事もできます。
・赤外線カメラを使用する赤外線調査です。
赤外線調査
赤外線カメラは約10年前より実施させて頂いております。
当時の赤外線カメラに比べて画素数も多くなり、調査自体も格段とスムーズに行える様になりました。
赤外線調査は「特定建築物定期調査」の外壁調査方法で認められている調査方法となります。
1日の現場で大きな面積が調査可能となる事からコストを抑える事ができます。
非接触となり、直接打診に比べ調査精度は劣りますが、地上からの打診と組み合わせて調査する事により
少しでも精度が上がる様に可能な限り考えて実施させて頂いております。
然しながら、光沢のあるタイルや日陰の部分等は極端に精度が落ちてしまい、
調査を実施するにあたり制約がある調査方法となります。
・高所作業車より打診を行う調査です。
こちらは前面道路幅や高さに制限があります。
電線や道路がインターロッキング等のアスファルトでない場合も注意が必要です。
また高所作業車を置いた際にアウトリガーを含め約4ｍは道路を防いでしまいます。
高所作業車と赤外線カメラを併用しての調査が最近増えてきている様な感じが致します。
（高所作業車が設置できない面を赤外線カメラで撮影をする）
・ゴンドラから行う調査
外壁調査をゴンドラを使用する際はほとんどが常設ゴンドラからさせて頂く事が多いです。
但し、ゴンドラを使用するよりロープアクセス工法の方が作業効率が良い場合は
ロープアクセス工法で実施をさせて頂きたいと申し出させて頂く事もございます。
最後に
・仮設足場から行う調査です。
ほぼ100％で補修工事の前の調査として入らせて頂く事となります。
ですのでマスキングテープ等でマーキングを施し残したままにさせて頂く事が多いです。
仮設足場以外の調査方法は基本的にはマーキングは行わず、
浮きやひび割れの枚数をカウント致します。
以上、弊社が行っている外壁調査の主な調査方法のご紹介でした！
タイルの施工方法は先付け工法、後張り工法、仕上げ方も様々な仕上げ方があり、
打診音についても建物１つ１つ違います。
ご依頼頂きましたお客様に満足して頂けるようお問い合わせを頂き
現場から報告書のお渡しまで尽力させて頂きたいと考えております。
弊社は東京と大阪に事務所がありますが、九州地方（福岡県や鹿児島県等）や
四国地方（徳島県や愛媛県等）はもちろん北は北海道、南は沖縄まで調査が可能です！
（沖縄はまだご依頼頂いた事がありませんが喜んで行かせて頂きます！）