2021年12月【福岡県】マンションの外壁調査~緊急対応
2022.01.14
- 外壁打診調査
日時 :令和3年12月
建物住所 :福岡県福岡市博多区
調査対象 :タイル面、吹付面
今年度3回目の福岡でのロープ打診の調査となり、片道7時間の車移動は慣れたもので。。。(笑)
今回の建物でもタイル面吹付面の調査で、共用通路内やバルコニー内の壁面や上裏等も調査させていただきました。
全体的には浮きも少ない結果とはなったのですが、共用通路・バルコニーの手すり壁のスリット部に爆裂・欠損、タイルの割れが確認され、欠損している箇所も見受けられました。
一部タイル撤去も行ったことから、応急対応としてシーリング材を充填し、剥落防止・止水処理を行いました。
これらの損傷が共通してスリット部に見られた原因としては鉄筋の被り厚が薄いことが考えられました。
シーリングも全体的にひび割れや剥離等の損傷がみられたので、防水機能が低下しており、雨水の侵入から鉄筋が錆び、腐食、膨張し外壁仕上げ面を押し出し欠損と繋がっていると考えられます。
調査の結果としては今回認められた劣化が今後進行していないかを注意深く経過観察しながら建物全体の外壁関係の修繕計画をたてることをおすすめさせていただきました。