マンション外壁調査【東京都渋谷区】ロープアクセス工法で実施 2024年11月
- 外壁打診調査
日時:令和6年11月
建物住所:東京都渋谷区
作業内容:外壁打診等調査(ロープアクセス工法)
■ ロープアクセス工法による外壁調査の実施
このたび、東京都渋谷区のマンションにて、ロープアクセス工法を使用した外壁調査を実施しました。
当日は天候が不安定で、雨の予報がありましたが、作業中はなんとか天候がもってくれました。
今回の調査では、緊急を要する危険箇所は発見されませんでしたが、1階と2階部分で金具の歪みやビスの欠損が確認されました。
そのため、この点についてもご報告させていただきました。
■ ロープアクセス工法とは?
ロープアクセス工法とは、仮設足場を使用せずに、ロープと安全帯を用いて高所にアクセスし、外壁の調査や補修を行う工法です。
この工法の最大のメリットは、コスト削減と工期短縮です。
また、高所作業が必要な建物において、足場を組むことなく効率よく作業ができるため、現場周辺の影響も最小限に抑えることができます。
■ ロープアクセス工法のメリットとデメリット
✅ メリット
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コスト削減:足場を設置する必要がないため、大幅なコスト削減が可能です。特に狭小地や制限が多い場所で有効です。
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工期短縮:足場設置や撤去にかかる時間がないため、作業が迅速に行え、工期が短縮できます。
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安全性の向上:高度な技術を持つ作業員が安全対策を徹底して作業を行い、事故のリスクが少ないです。
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精密な調査:タイル面やモルタル面を高精度で調査できるため、より詳細な劣化箇所を見逃しません。
❌ デメリット
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作業員の訓練が必要:作業員は、ロープアクセス技術や安全管理の訓練を受けた専門家である必要があり、
全員ができるわけではありません。 -
天候の影響を受ける:雨や強風などの悪天候時には作業が難しくなるため、計画的な天候チェックが必要です。
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制限のある作業範囲:屋上のパラペット笠木に雨樋がある場合等のパラペットに負荷をかけれない場合は
ロープアクセス工法では対応できない場合もあります。
■ 見逃しがちな劣化を発見
ロープアクセス工法を用いた外壁調査では、普段は地上からでは見逃しがちな箇所も確認できます。
例えば、今回の調査でも、ビスの緩みや金具の歪みが発見されましたが、これらは地上からの目視だけでは確認できないことが多いです。
また、看板の劣化による錆や腐食も見つかることがあり、これも早期に対処しないと、重大な事故に繋がる可能性があります。
定期的な外壁調査は、人的災害のリスクを減らすためにも非常に重要です。
■ 他の調査方法との違い
弊社では、ロープアクセス工法以外にも、赤外線調査やドローンを使った調査を提供しています。
これらの調査方法は、高所作業のリスクを最小限に抑えながら、さらに高精度な調査が可能です。
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赤外線調査:温度差を利用して外壁の劣化を探る方法で、「特定建築物定期調査」として調査方法が認められている為有効です。
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ドローン調査:広範囲を素早く、かつ高精度に調査できるため、高いビルや大規模な施設の調査にも最適です。
また「特定建築物定期調査」としての調査方法として認められております。
■ まとめ
ロープアクセス工法による外壁調査は、費用を抑えながらも高精度な調査を実現できる方法として、非常に有効です。
定期的な外壁調査を行うことで、建物の安全性を確保し、住民の安心を守ることができます。
外壁補修工事をお考えの方や、外壁調査を行いたい方は、ぜひTakaoプランニング株式会社にご相談ください。
当社はロープアクセス工法に特化した外壁調査を提供し、高品質な補修工事も一貫して行っています。